16:公務員の仕事

公務員に向いている人、向いていない人

どうも、モンペです。

今日は、私がこれまで働いてきて感じた、公務員に向いている人と、公務員に向いていない人について、ちょっと書いてみようと思います。

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このブログを見ていただいているということは、これから公務員になろう!と考えている方ですよね。

皆さんは、どうして公務員になろうと思ったのでしょうか?

仕事の内容に魅力を感じたからでしょうか?それとも、自分の性格に向いている仕事だと思ったからでしょうか?

ぜひ、今回の記事を見ていただいて、公務員の仕事について知っていただいて、向いているかどうか、少し考えていただければと思います。

 

様々な分野の仕事に従事する

公務員という仕事は、行政の事務職で採用されると、非常に多岐にわたる分野の仕事に従事することになります。

まず考えられるのは、生活にかかわる分野全般。

生活関連の分野

  • 農林水産業
  • 商工業
  • 観光業
  • 子育て
  • 介護福祉
  • 環境
  • 教育
  • 土木
  • 都市整備

これに加えて、内部運営に必要な部署もあります。

内部運営

  • 企画
  • 人事
  • 財務
  • 会計
  • 財産管理
  • 総務

そのため、色々な分野に興味を持ち、分野について好き嫌いなく仕事をこなせる好奇心旺盛な人は、公務員に向いていると言えます。

一方で、知識としては「広く浅く」なりがちです。

そのため、1つの分野について深く考えたい人や、特定の分野のスペシャリストになりたいと思っている人には、あまり向かないかもしれません。

  • 向いてる人:好奇心旺盛な人
  • 向いてない人:研究者タイプの人

 

2~3年のサイクルで異動する

公務員の人事については、通常2~3年で部署を異動することになります。

これは、業務効率上はあまり良いとは言えませんが、それ以上に、特定分野ばかり従事することで起こる、関係者と癒着を防止する目的があるというのを聞いたことがあります。

ただ、2~3年のサイクルで全く異なる分野の仕事をすることになりますから、毎回、異動直後は仕事を覚えるのに苦労します。

それに、職場の環境や付き合う職員も全く変わりますから、環境に慣れるまで、結構気疲れしてしてしまいます。

そのため、違う職場、違う分野の業務に従事したとしても、素早く適応できる「適応能力」が高い人は、公務員に向いていると思います。

一方で、環境の変化に適応するのが苦手だったり、職場の人間関係を構築するのに時間がかかるような人は、公務員として仕事をするのは、変化が多すぎて少し疲れてしまうかもしれません。

  • 向いてる人:適応能力が高い人
  • 向いてない人:変化の変化になじむのが遅い人

 

根拠を求められる

公務員の仕事というのは、税金を預かり、その税金を使って、社会を良い方向に導いていくために、様々な業務を行っています。

当然、住民の方々から納めてもらった税金を使うわけですから、下手な使い道では納得してもらうことができません。

そのため、何を行うにしても、対外的に、きちんと説明できるような、明確な根拠を示す必要があります。

このように、業務を進めるためには、必ずと言っていいほど求められる「根拠」。

その根拠について、細部までしっかりと論理的に考えて、業務を処理することができる人は、公務員に向いていると思います。

逆に、「~と思う」とか「~したい」といった曖昧な根拠のみで、感情論で突っ走るタイプの人は、公務員として仕事をする上で、なかなかイライラしてしまうかもしれません。

  • 向いてる人:論理的に考えられる人
  • 向いてない人:感情論で行動する人

 

年功序列

公務員の組織は、年功序列です。

昇進なども年齢に応じて行われるのが大半であり、万年平社員とか、飛び級して「若手の部長」なんて人事はあまり見られません。

これは、要求された業務をこなしていれば、ある程度の昇進が保証されていると言えます。

それと同時に、公務員の業務においては「とび抜けた成績を上げる」という尺度が無く、仮に他の人よりもダントツで仕事ができる人がいたとしても、すぐに大幅な昇進はあり得ません。

そのため、出世に興味が無い人や、頑張りに応じたリターンが無くても、コツコツと頑張れる人は、公務員は向いているかもしれません。

一方で、上昇志向の人や、成果主義の人は、頑張りに応じたリターンが無いため、あまり向いていないかもしれません。

  • 向いてる人:リターンが無くても頑張れる人
  • 向いてない人:頑張りに応じたリターンを求める人

 

難解な文章を取り扱う

皆さんは、法律の条文を読んだことはありますか?

以下は社会福祉法の条文の一部です。

第二条 この法律において「社会福祉事業」とは、第一種社会福祉事業及び第二種社会福祉事業をいう。
2 次に掲げる事業を第一種社会福祉事業とする。
一 生活保護法(昭和二十五年法律第百四十四号)に規定する救護施設、更生施設その他生計困難者を無料又は低額な料金で入所させて生活の扶助を行うことを目的とする施設を経営する事業及び生計困難者に対して助葬を行う事業
二 児童福祉法(昭和二十二年法律第百六十四号)に規定する乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、知的障害児施設、知的障害児通園施設、盲ろうあ児施設、肢体不自由児施設、重症心身障害児施設、情緒障害児短期治療施設又は児童自立支援施設を経営する事業

読んでみると分かると思いますが、とにかく読みづらい。

言い回しもそうですが、他の法律を引用したりすることも多々あり、その法律単体では理解できないものもたくさんあります。

個人的な印象としては、パズルを解いているような感覚(笑)

日々の業務において、このような文章を扱い、解釈を考えたり、時には、このような文章を作ることもある。

そのため、このような難解で面倒な文章を理解する読解力と、理解するまで我慢強く考える忍耐力がある人は、公務員に向いていると思います。

一方、分かりやすいさを考える人にとっては、このような文章は読むのも作るのもストレスが溜まります。

  • 向いてる人:文章の読解力と忍耐力のある人
  • 向いてない人:分かりやすく考えたい人

 

上には上がいる

公務員という職業には、どこまでいっても上がいます。

課長になったら部長が、部長になったら副知事が、副知事になったら知事がいます。

さらに言うと、知事になったら、県議会議員がいて、ビシビシと意見が飛んできます。

そのため、どこまで上り詰めても、常に物申す誰かの存在が消えることはありません。

そういう状況でも気にならない人は良いですが、一国一城の主を目指したい人には向いていません。

  • 向いてる人:トップダウンが気にならない人
  • 向いてない人:決定権や裁量が欲しい人

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

これ以外にも色々と、公務員に向いてる人と向いてない人の特徴があると思いますが、とりあえず、私が仕事をしてきて今まで感じた内容を書かせていただきました。

少し、公務員という仕事の中身が見えたと思います。

良かったら、参考にしてみてくださいね♪

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