05:教養科目の対策

公務員試験の「時事問題」の勉強方法

公務員試験の「時事問題」の勉強方法について紹介します。

公務員試験の「時事問題」とは何か

時事問題は、「時事問題」という科目としては出題されませんが、教養科目の社会科学の中の「社会」として出題されたり、経済事情として出題されたりします。

おそらく、全ての種類の試験で出題がされると思いますので、対策しておいて損はありません。

「時事問題」の勉強に使用した勉強教材

が使っていた教材は以下の2冊です。

速攻の時事」は参考書で、時事問題として取り上げられそうな情報が網羅されており、毎年、最新情報のものが出版されます。

内容は「国内政治」「国際政治」「日本経済」「経済政策」「財政」「世界経済」「厚生労働」「社会保障」「社会問題」「科学・環境」の10章から構成されています。(もしかすると、年度によって変わるかもしれません)

出題可能性が★マークで表示されていますし、裏表紙には出題予想ベスト10などもあります。

また、内容も分かりやすくまとめられており、分かりにくい用語には注釈がありますので、とても使いやすいです。

速攻の時事 実戦トレーニング編」は問題集であり、上記の参考書に完全対応していますので、セットでそろえておくと良いと思います。

内容は1章につき、基礎問題=4問程度、アレンジ過去問=2問程度、予想問題=2問程度の問題が用意されています。

また、この問題集は問題演習に利用するだけではなく、各章にあるまとめも利用価値が高いです。

過去問を分析していたり、基礎用語を解説していたりと、時事ニュースの用語をあまりよく知らない人にとっても使いやすいと思います。

上記の2冊は、公務員試験の時事問題対策の教材としては定番です。

というか、この2冊以外に時事問題対策の教材はないか探した事がありますが、見つかりませんでした。

筆記試験以外にも面接や集団討論、小論文など、いろいろと利用できますので、持っておくと役立ちます。

「時事問題」の勉強の進め方

時事問題の試験対策として私が行ったものは、以下のものです。

  1. 新聞、ニュースを見る
  2. 上記2冊の教材の活用
  3. 模試の活用

対策1:新聞、ニュースを見る

まず「新聞、ニュースを見る」ということについて。

これは、おそらく誰でもやっていることだと思いますが、私も毎朝、できるだけ見るようにしました。

具体的には、新聞ではなく、ネットのニュース(Yahooとか)を見るようにしていました。

時間が無いときなどは、見出しのみをザーっと見るだけ。特に、国内、国際、経済、科学あたりを重点的に見ていました。

対策2:教材の活用

次に「2.教材の活用」について。

この教材を使った勉強は、勉強計画に組み込んで勉強するのではなく、できるだけ頻繁に、「1日1章ずつ」という感じで問題演習をしていました。

ただ、どうしても他の筆記試験の勉強を優先させてしまいがちになるので、後回しにすると手をつけずに終わってしまいます。そのため、朝のうちに優先的に勉強するように心がけていました。

対策3:模試の活用

そして「③模試の活用」について。

模試は、時事問題の勉強教材として役立ちます。模試の出題問題の中には、今年度の出来事を取り入れた時事問題が必ず含まれていますので、それを活用します。

具体的には、土日などの時間があるときを使って問題を解き直し、内容をノートにまとめるようにしました。

そして、分からなくなったときなどは、そのノートを見れば分かる、という状態にして、模試の問題は完全に理解できるように心がけました。

「時事問題」の勉強で難しく感じた点、重要だと感じた点

時事問題の勉強をしようと思ったとき、以下の2つの壁にぶち当たりました。

  • 「何を勉強したらいいかわからない」
  • 「満足のいくほど問題演習が出来ない」

その1「何を勉強したらいいか分からない」

まず1つ目の壁として「何を勉強していいか分からない」ということ。

時事問題とは、つまり世の中の出来事全て。少なくとも、日本で起こっている大きな出来事は、全て対象になるということです。

その情報量は膨大で、独学で勉強する人間の情報収集能力を超えています。

その2「満足いくほど問題演習が出来ない」

2つ目の壁は、「満足いくほど問題演習が出来ない」ということ。

時事問題で出題される範囲は膨大だと気がついたため、少しでも範囲を絞る事は出来ないものかと、時事問題の問題演習ができる教材を探しましたが、私は「速攻の時事 実戦トレーニング編」以外に見つけることが出来ませんでした。

この問題集も利用価値は高いですが、問題演習を満足いくまで行うには、問題数が少ないです。

2つの壁をどう乗り越えるか

どうしたものか色々と悩んだ結果、ある結論にたどり着きました。

それは「今あるものを最大限活用して、それ以外は諦める」というもの。

私が持っている時事問題対策の武器は、「速攻の時事」「速攻の時事 実戦トレーニング編」、そして「模試」。これらをトコトンやり込もうと決めました。

まず「新聞、ニュースを見る」ことは必須事項。

これで、出来るだけ知識の「範囲」を広げます。知識の「範囲」を広げることで、もしも試験問題で見たところが出てきたら「ラッキー」という確率をアップさせます。

次に「速攻の時事」「速攻の時事 実戦トレーニング編」の教材活用ですが、問題演習をすることは必須事項で、この教材で出題されいる問題に関しては、周辺知識を含め、完璧にしておきます。

そして、知識が曖昧なところは、徹底的にノートにまとめます。

また、この教材の参考書の方も、ただ読むだけでは勿体ないので、音読して録音し、時間があるときなどに何度も繰り返し聞き込みました。

最後に「模試」。模試は数少ない時事問題の問題集。模試は受験する回数にもよりますが、問題数としてそれほど多くはありません。

しかし、選択肢1つ1つに関して、その周辺知識も含めて勉強しようとすると、案外ボリュームがあります。

そのため、「模試」も上記の教材と同様、周辺知識も含め完璧になるまで勉強しました。

そして何より、「上記以外のものは諦める」ということ。

上記以外に関しては、自分の中で対策が思いつかないので、どうしようもありません。そんなことを心配していても時間のムダ。なので、スッパリ割り切って、他の筆記試験の勉強に時間を使おうと決めました。

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