05:教養科目の対策

公務員試験の教養科目「社会科学」の勉強方法

公務員試験、教養科目の中の社会科学「政治・経済・社会」に関する勉強方法について紹介します。

この科目は出題数がかなり多く、教養科目の中で中心となる科目ですが、専門試験の科目と重複している内容も多いので、得点しやすい科目だと思います。ぜひ得点源にしたい科目です。

「社会科学」の勉強に使用した勉強教材

私が使っていた教材は以下のものです。

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 社会科学」は問題集です。

この問題集は、「政治・経済・社会」の政治の内容として「法学」「日本国憲法」「政治学」「国際関係」、経済の内容として「ミクロ経済学」「マクロ経済学」「財政学」「経済事情」、社会の内容として「社会学・心理学」「社会事情」というように、各分野に分けて問題が載っています。

社会科学の勉強にはこの問題集をメインに使っていましたが、問題の量も豊富で、社会科学の「政治」「経済」「社会」に出題される分野は十分にカバーできました。

センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本」「センター試験 現代社会の点数が面白いほどとれる本」は高校生のセンター試験向けの参考書になります。

高校生向けなので、公務員試験の社会科学で出題される内容をすべてカバーすることはできませんが、講義形式で書かれており、イラストも豊富なので、とても読みやすいです。

この参考書は、問題演習していて分からない内容が出てきたり、曖昧な知識の内容が出てきたときなどに、辞書代わりに使っていました。

ちなみに「センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本」の方は「政治・経済・社会」のうち「政治・経済」の内容が書かれています。

そして「センター試験 現代社会の点数が面白いほどとれる本」の方は政治・経済の内容も書かれていますが、それに加え「社会」の内容が豊富です。両方持っておくと、相互の足りない部分をカバーできるので良いです。

「社会科学」の勉強の進め方

社会科学「政治・経済・社会」は、専門科目の「憲法」「政治学」「国際関係」「ミクロ経済学」「マクロ経済学」「財政学」と勉強内容が重複しています。

そのため、改めて最初から社会科学に関して勉強する必要はなかったので、「繰り返し勉強法」では勉強しませんでした。

私がこの社会科学の勉強をスタートさせたのは、「全科目勉強法」のときからです。

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 社会科学」を使って繰り返し問題演習をし、覚えたほうがいい内容は「暗記ノート」にまとめました。

ちなみに、私の受験する県庁では心理学や社会学の内容は含まれていなかったので、問題集のその部分はやっていません。

また、知識が足りないとことなどは「センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本」「センター試験 現代社会の点数が面白いほどとれる本」を使って知識を補っていました。

次に「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 社会科学」に加えて「過去問500」と模試を使って問題演習を行いました。

集中的に問題演習は行いましたが、「政治・経済」の内容は専門科目の勉強でやっているものばかりで、ノートには「社会」の内容のみをまとめました。

直前期の「過去問+苦手克服勉強法」の時期は、土日で「過去問500」の問題を解き、答えあわせと一緒にまとめノートなどを見て確認し、終了です。

専門科目の勉強は土日以外の曜日に苦手分野の勉強をしていましたが、社会科学に関しては、それは行っていません。

また、時々「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 社会科学」と模試の、「社会」の分野の問題演習を行いました。

「社会科学」の勉強で難しく感じた点

この社会科目で難しいと感じた点は「社会」の分野です。

「政治・経済」の勉強は過去問で何とかなりますが、「社会」は時事問題ですから、過去問の演習では不十分になってしまいます。

模試を受験しても、「政治・経済」の問題の正答率は悪くないのに、「社会」の問題に関しては対策が十分にできておらず、正答率が悪かったです。

そこで私が対策として行ったのは、模試を活用するということ。模試は時事ニュースを考慮し、出題されそうな話題を選んで作られていると思ったので、模試で出題された「社会」の問題は暗記するレベルまで復習しました。

「社会科学」の勉強で重要だと感じた点

社会科学「政治・経済・社会」は、専門科目と重複している内容が非常に多いです。

そして、社会科学で出題されるのは、専門科目の内容のうち基本的な知識ばかりなので、社会科学の勉強をしていなくても、専門科目の法律系科目、経済系科目、行政系科目の勉強をしていれば、簡単に解けるものが多いです。

そのため、専門科目の勉強をしていれば「社会科学は勉強しなくても問題ない」と考えるかもしれません。

その考えは間違いではないと思いますが、私は社会科学の問題演習もするようにしていました。

その理由は、「社会科学特有の問題があるかもしれない」と考えたからです。

実際に社会科学の問題演習をしていても、専門科目の問題演習では見ないものがあったり、専門科目のレベルからすると簡単すぎて、裏を読んで失敗する問題があったり、以外に手こずりました。

もちろん、勉強内容が重複していて勉強時間がムダになるという考えもアリですが、万全を期すために、社会科学の問題演習もやっておいた方が良いように感じました。

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