06:専門試験の対策

公務員試験の専門科目「憲法」の勉強方法

ここでは、公務員試験の専門科目「憲法」を勉強する方法を紹介します。憲法は、どの公務員試験にも共通して出題され、法律系の科目の基礎だと思います。

「憲法」の勉強に使用した教材

私が使っている教材は、以上の2つです。

だから「カコモン」で克服! 憲法 (公務員試験・旧:スーパートレーニングプラス)」は、要点整理と問題から構成されている問題集です。

要点整理は要点を赤シートで隠せるようになっており、要点を勉強できるようになっています。

問題の方は基本問題と応用問題から構成されており、基本問題の方は本番の問題の選択肢の1つを抽出して○×形式で勉強できるようになっています。

○×形式の問題は、基礎の要点をおさえやすく、勉強もサクサク進みました。

応用問題の方は5択の本番形式の問題ですが、それほど数は多くありません。

本番の問題演習をするのには少し物足りませんが、基本から勉強する場合は、要点が抑えられますし、問題も○×形式が中心で解きやすいので、なかなか使いやすいと感じました。

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 憲法」は様々な公務員試験の過去問を集めた、5択の本番形式の問題集です。これで本番レベルの問題練習ができます。

各単元の最初には、その内容の重要ポイントがまとめられた要点整理がありますし、各単元ごとに国家2種、国税専門官、地方上級、国家1種の頻出度が★マークで表示されていますので、どの単元を重点的に勉強すればよいか分かりやすくいです。

問題は基本問題と応用問題から構成されており、全て本番と同じ5択の選択形式問題です。

それぞれ4~5問ずつくらいの問題がありますから、問題量も十分だと思います。また、問題の解説も詳しくて分かりやすいです。

全部で9章28単元から構成されており、地方上級の勉強をする上では十分な問題集だったと思います

「憲法」の勉強の進め方

私は憲法の勉強を行うに際して、まず「だから「カコモン」で克服! 憲法 (公務員試験・旧:スーパートレーニングプラス)」の各単元にある要点整理の解説を音読し、録音しました。

そして、これを繰り返し聞き込む。

今考えると「もっと解説書のようなものを録音すべきだった」と少し失敗だったような気がします。

要点整理はあくまで要点を整理したものであって、音読して聞いていても理解しづらい気がしますから(笑)

しかし、これを聞き込む事でかなり裁判の判例を覚えられたので、結果的には成功です。

そして、この聞き込みと平行して、○×問題をドンドン解いていきました。

何度も問題を解いていると、いつのまにか本番形式の問題もある程度解けるようになっていました。

私にとって憲法という科目はかなり理解しやすかったのか、勉強にもあまり時間をかけていませんし、勉強方法も他の科目とはかなり違います。

上記の「聞き込み」+「○×問題演習」を暇な時に行うだけでかなり理解できましたので、「繰り返し勉強法」を使った勉強は行いませんでした。

勉強中期の「全科目勉強法」では、「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 憲法」を使った問題演習に切り替えて、少しずつ問題演習。そしてここで、知識が曖昧な箇所をノートにまとめながら勉強していました。(たとえば「国会の常会・臨時会・特別会の違い」とか…)

そして、「全科目勉強法」の時のまとめノートでほとんど苦手分野を克服していたので、「1科目集中勉強法」は行わず。

直前期「過去問+苦手克服勉強法」のときも、土日の「過去問500」でザッと問題演習をするのみで、平日の苦手克服の勉強には時間を使いませんでした。

「憲法」の勉強で重要だと感じた点

まず、憲法は法律系の基礎となる科目で、他の民法や行政法につながる部分があります。

また、政治学や教養科目の政治経済も内容的にかなりダブっていますから、憲法は1番最初に勉強するのが良いと感じました。

そして、憲法の勉強のキーポイントとなるのは「判例」です。

詳しく判例を勉強する必要はありませんが、問題集で出題されている裁判の名前、内容とその結果(合憲か違憲か)を覚えていくと、問題がドンドン解けるようになっていく感じがあります。

憲法は他の法律系の科目と違って、抽象的な知識ではなく具体的な判例を用いますし、混乱させるような知識もありませんから、私はかなり勉強しやすい科目だと思いました。(ただ、最近は本番の試験が難しくなっているらしいですけど)

「憲法」の勉強で難しく感じた点

私は特に難しいと感じるところはありませんでしたが、あえて言うなら、やりこみすぎに注意というところだと思います。

判例がたくさんでてくるので、中には見たことない判例も出てきます。

そのようなマイナー知識までカバーしようとすると、おそらく勉強時間が足りなくなります。

参考書や問題集に出てくるようなメジャーな判例をしっかり覚えておけば、地方上級レベルには十分対応できると思います。

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