-2019年6月試験の対策

「頑張ったこと」を最初に分析する多くのメリット

どうも、モンペです。

今日は、前回に続き「自分の過去」を自己分析する第2ステップとして、「自分が頑張ったこと」を考えていきます。

地方公務員試験(上級)まで、あと175日。

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「あなたが力を入れて取り組んだことはなんですか?」

就職活動の面接の質問として、このような質問をよく目にしますよね。

まさにコレ。

今日は、これを分析していきます。

 

最初に「自分が頑張ったこと」を考える理由

前回の記事で、まず自分の過去の行動に対する分析で軸を作りました。

そして、今回は「自分が頑張ったこと」。

では、なぜこのタイミングで「自分が頑張ったこと」を考える必要があるのか。

それは、私自身が自己分析を行っていく中で、「頑張ったこと」を考えることによって、さまざまな質問に対応することができるようになると感じたから。

では、どういうことなのか、もう少し詳しく説明しますね。

 

「頑張ったこと」という経験の中には、色々な要素が含まれています。

「初めは大変だった。苦しかったし、辛かった。それでも諦めずに頑張ったことで、こんな結果が得られた!本当に嬉しかった!」

このように、「楽しかったこと」「苦しかったこと」「辛かったこと」「嬉しかったこと」など色々な経験が総合的に詰まっているのが「頑張ったこと」です。

そのため、最初に「頑張ったこと」を分析することで、非常に広範囲の質問に対応できるようになるんです。

具体的には、以下のような面接の質問に答えられるようになります。

  • 「最近で一番楽しかったことはなんですか?」
  • 「一番辛かった経験はなんですか?」
  • 「一番うれしかった出来事はなんですか?」
  • 「一番苦しかった経験はなんですか?」
  • 「直面した困難はなんですか?そして、それをどのように乗り越えましたか?」

これらの質問も、面接でよく見る質問ですよね。

自分の過去に関する質問です。

せっかく自己分析に時間を使うのであれば、効率よく対策していきましょう!

 

「ハッピーエンドストーリー」を作り出せるという利点

また、「頑張ったこと」を分析するもう一つの利点があります。

それは、とっさに面接官から「辛かったこと」「苦しかったこと」を聞かれても、回答が不幸自慢にならず、ハッピーエンドな達成感のあるトークをすることが可能になるということ。

「辛く苦しかったけど、頑張った結果、成功した!」

「自分が頑張ったこと」を分析すると、こういうストーリー構成が頭の中に出来上がるので、とっさの質問に対しても機転をきかせやすくなります。

そして、「この人は困難を乗り越えられる人だ」と思ってもらえる回答がしやすくなります。

 

頑張ったことを分析する方法とは

次に、「頑張ったこと」に関する具体的な分析方法を書いてみます。

単純に「自分は何を頑張ったのかな~?」と考えていても、非常に漠然としていて難しい。

そのため、「頑張ったこと」をもっと細分化して考えます。

  1. 話のネタは何にするか?
  2. 自分は具体的にどう行動したか?
  3. その中で大変だったことは何か?
  4. 自分の行動の結果どうなったか?
  5. 最終的にどうなったか?
  6. そこから何を学んだか?
  7. 学んだ事を、どう活かしていけるか?

これで、かなり考えやすくなります。

また、これくらい細かく分析しておけば、面接官からのツッコミにも、色々と対処できるようになります。

そして。

この細分化で最も重要なのが以下の2つ。

  • 6.そこから何を学んだか
  • 7.学んだ事をどう活かせるか

 

面接試験で「一番力を入れて取り組んだことはなんですか?」と聞かれた場合。

「私は~を頑張りました!その甲斐あって、大成功でした!」

という回答をしても、面接官側からすると「そっか。それは良かったね。」という微妙な空気になります。

これは私自身が経験済み(笑)

では、この回答の何が悪いのか?

これじゃ、ただ「昔話」をしただけなんです。

面接試験は、受験生の人間性を見るもの。そこを忘れてはいけません。

そして、自分という人間を売り込まないといけないです。

なので、理想的な回答はこうです。

「私は~を頑張りました!そして、その経験から~を学びました。これから、その学んだこと~に活かして仕事に取り組みます!」

このように「自分は経験から学ぶことができ、そして、それを仕事に活かすことができるぜ!だから、自分を採用すると良いことがあるぜ!」とアピールしなければいけません。

そのアピールポイントとなるのか「6.そこから何を学んだか」と「7.学んだ事をどう活かせるか」。

この「6.そこから何を学んだか」と「7.学んだ事をどう活かせるか」は、「頑張ったこと」を分析する上で絶対に考えないといけない項目なんです。

絶対に!です。

 

「行動の根拠」の軸と「頑張ったこと」の融合

ここで、ちょっと前回の記事と今回の記事を振り返ってみましょう。

前回の記事で紹介した「行動の根拠」の分析で軸を作りましたよね。

これを自分の「頑張ったこと」を分析するのに活用していきます。

気付いていると思いますが、自分の過去の「行動の根拠」を分析するポイントって、自分の人生の転換点なんです。

  1. 「大学進学」
  2. 「浪人」
  3. 「就職」
  4. 「転職」

つまり、それだけ自分の人生の中にステップがあったってことです。

そして、この軸を自分の「頑張ったこと」の分析に活用するというのは・・・

  • 「1.大学進学」=「大学で頑張ったこと」
  • 「2.浪人」=「浪人時期に頑張ったこと」
  • 「3.就職」=「仕事で頑張ったこと」
  • 「4.転職」=「転職先で頑張ったこと」

を考えるという意味です。

これだけで、話せる内容が何倍にも膨れ上がります。

もっと言うなら、この各ステップの中でも、色々な分野があります。

分かりやすく「大学」を例に挙げると勉強、サークル、バイト、卒業研究など。

これでまた、話す内容が何倍にも膨れます。

「軸を作って肉付けする」という意味、なんとなく分かってきましたか?

では、ここまで色々と説明してきてゴチャゴチャしてると思うので、図で整理しておきます。

ここでは、私の人生を例に挙げて、整理してみます。

 

 

そして、実はこの2つの事だけで、面接に対応するのには十分すぎる自己分析ができているんですよ。

自分の過去の「行動の根拠」を分析することによって、自分の「経歴」に関する面接官からの「なぜ?」「どうして?」という質問に、答えられるようになってます。

そして、自分の人生の各ステップにおける「頑張ったこと」を分析することによって、その中に詰まっている「楽しい」「嬉しい」「辛い」「苦しい」「実績」「学び」なども答えられるようになってます。

 

既に対応可能な面接の質問

では具体的に、どんな質問に対応できるようになっているのか、書いてみましょう。

  • 「今までの人生(大学)(仕事)で、特に力を注いだことはなんですか?」
  • 「サークル(ゼミ)について教えてください。」
  • 「今までで一番楽しい(辛い)(嬉しい)(悲しい)(感動した)経験は何ですか?」
  • 「最近の失敗談はありますか?そのピンチをどうやって乗り越えましたか?」
  • 「今までで一番嫌だったことは何ですか?」
  • 「大学時代(仕事時代)に最も印象に残っていることは何ですか?」
  • 「仕事をする上で気を付けていることは何ですか?」
  • 「学生時代(仕事時代)に学んだことは何ですか?」「今までの人生で、何を学びましたか?」
  • 「成績(業績)はどうでしたか?」
  • 「今までの経験を仕事にどう活かしますか?」
  • 「なぜその学部(学科)(就職先)を選んだのですか?」
  • 「なぜ浪人(退職)をしようと思ったのですか?」
  • 「なぜ公務員になろうと思ったのですか?」

などなど。

どうでしょうか?

かなり対処可能範囲が増えていますよね!

 

「行動の根拠」→「頑張ったこと」の順序で分析しないとどうなるか

もし、ここで紹介した方法によらず、上記の各想定質問を最初から見て、個別に対応しようと自己分析を行っていたらどうなるか。

バラバラの質問に一つ一つ答えることになり、考えをまとめにくく、非常に効率が悪いです。

また、自分の答えの背景にスジを通しにくくなります。

そして、「あれ?さっきは○○と言っていたはずなのに、今度は××?一貫してないんじゃない?」という状態にもなりやすいです。

前回の記事で紹介した自分の過去の「行動の根拠」という軸に、今回の過去の「頑張ったこと」を肉付けするという方法で自分の過去を自己分析することで、これら2つを中心として各質問の答えを考えればよいため、かなり効率よく、考えやすくなると思います。

ここで紹介した方法を用いることで、面接試験における「自分の過去」の分析に関しては、かなり充実させることができると思います。

ぜひ、試してみてくださいね!

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