ここでは、主要科目に設定していなかったその他の科目の勉強方法を紹介します。
私は、「経営学」「国際関係」「社会政策」「刑法・労働法」の科目に関しては、できれば得点する科目という位置づけで、それほど力を入れて勉強しませんでした。
ただ、力を入れなかったといっても全く勉強しなかった訳ではありません。
ちなみに、全く勉強しなかったのは「経済政策(専門)」「化学(教養)」「数学(教養)」「思想(教養)」です。
上記の「経営学」「国際関係」「社会政策」「刑法・労働法」に関しては、少しだけですが勉強していたので、その勉強内容や使用教材を紹介します。
「経営学」の勉強教材と勉強方法
「経営学」の勉強で使用していた勉強教材
まず、私が使っていた教材は以下の2冊です。
「だから「カコモン」で克服! 経営学 (公務員試験・旧:スーパートレーニングプラス)」は要点整理と問題から構成されている問題集です。
要点整理は要点を赤シートで隠せるようになっており、要点を勉強できるようになっています。ただ、それほど充実した要点整理ではないので、これだけだと不十分かもしれません。
問題の方は基本問題と応用問題から構成されており、基本問題の方は本番の問題の選択肢の1つを抽出して○×形式で勉強できるようになっています。
○×形式の問題は、基礎の要点をおさえやすく、勉強もサクサク進みました。応用問題の方は5択の本番形式の問題ですが、それほど数は多くありません。
本番の問題演習をするのには少し物足りませんが、基本から勉強する場合は、要点が抑えられますし、問題も○×形式が中心で解きやすいので、なかなか使いやすいと感じました。
本番形式の問題が少ないので、経営学を得点源として考えている人にとっては不十分だと思いますが、そうでなければ使える問題集だと思います。
「出る順公務員 地方上級・国家2種必修基本テキスト〈12〉経営学」は参考書です。参考書です。今まで財政学の勉強をしたことがなかったので、知識を補足するために必要かと考えて購入しました。
内容は9章34単元で構成されており、各単元の最初に頻出度が表記されており、重要度が最後には少しですが演習問題があります。
イラストや図や重要点のまとめが豊富に用いられているため、イメージでの理解がしやすいです。また、解説もなかなか分かりやすかったと思います。
上記の問題集に出てくる内容を全て網羅しているわけではありませんが、主要な内容はおさえてありましたし、分かりやすい表現で書かれているので、勉強のサポート教材として使えました。
「経営学」の勉強方法
次に、勉強方法について。
最初は、「繰り返し勉強法」の計画に組み込んで勉強をしました。その際は、上記の問題集を使った問題演習からスタートしました。
覚えた方が良い知識は「暗記ノート」にまとめていきます。あとは、参考書を使って知識を補充しながら勉強していました。
次に「全科目勉強法」の時期は、一応、勉強計画の中に組み込んでいましたが、行政法やミクロ、マクロといった主要科目を優先的に勉強していたので、時間がなくて手が付けられないことの方が多かったです。
そして、「1科目集中勉強法」の時期は、全く勉強していません。
最後に「過去問+苦手克服勉強法」の時期は、「過去問500」の経営学の問題を土日で解こうと考えていましたが、時間がなくて全然解いていませんでした。
結局、経営学の勉強をしたのは「繰り返し勉強法」の時期だけ。ほぼぶっつけ本番です。
でも、私にとっては経営学の内容は比較的覚えやすい内容のものが多かったので、模試や本番でも以外に解けたような感じがあり、それほど難しいとは感じませんでした。
「国際関係」の勉強教材と勉強方法
「国際関係」の勉強で使用していた勉強教材
私が使っていた教材は以下の3冊です。
「上・中級公務員試験 20日間で学ぶ 国際関係の基礎」は問題集です。この問題集は、「公務員試験受かる勉強法 落ちる勉強法」で紹介されていた問題集だったので選びました。
内容は、まず各単元ごとに難易度と頻出度が★マークで表示されています。
また、単元の最初には、その単元の要点整理のようなまとめがあり、ある程度ボリュームもあって分かりやすいです。
問題は1問1答形式の「理解度チェック」問題が10問程度と、本番形式の過去問が5問程度で、地方上級~国家一種までの過去問が載っています。問題の解答(解説)も分かりやすいです。
国際関係を得点源として考える人にとっては問題数が不足していると思いますが、ある程度の対策はこの問題集でできると思います。
「公務員試験 行政5科目まるごとパスワード neo」は、政治学、行政学、社会政策、社会学、国際関係の行政5科目の要点がまとめられた参考書です。
内容は、各科目の重要点を簡単にまとめたものとなっています。
そして、例えば政治学のところであれば、「政治制度」とか「選挙制度」というように、大まかな区分けがされており、その内容に関する知識がまとめて書いてあるので、知識を整理するうえでとても役立ちます。
また、頻出レベルごとに「よく出る」「出ている」「出るかも」という3段階に分けてあるという点も、的を絞って勉強するのに役立つと思います。
手帳サイズというのも、気軽に持ち運べて良いです。
内容がコンパクトにまとめられているため、十分な解説とは言えず、これ1冊で十分な知識を付けるのは難しいと思います。
しかし、上記で紹介した問題集と一緒に使うことで、十分な知識を身につけることができたと思います。
「公務員試験 行政5科目まるごとインストール neo」は「公務員試験 行政5科目まるごとパスワード neo」に対応した手帳サイズの問題集です。
内容は、まず科目ごとの最初に、ウォームアップテストとして穴埋め問題が16~32問あります。
次に、各科目の単元ごとに、解き方を解説している問題が1問ずつあります。
そして、各科目の単元ごとに1問1答タイプの問題が8~16問と2択タイプの問題が4問程度あります。
本番に対応したような、しっかりした問題はありませんが、手早く勉強知識を確認するには便利です。
「国際関係」の勉強方法
次に国際関係の勉強方法について。
最初は、「繰り返し勉強法」の計画に組み込んで勉強をしました。その際は、問題集の問題演習からスタートしました。覚えた方が良い知識は「暗記ノート」にまとめていきます。
次に「全科目勉強法」の時期は、一応、勉強計画の中に組み込んでいましたが、経営学同様、時間がなくて手が付けられないことの方が多かったです。
そして、「1科目集中勉強法」の時期は、国際関係にたっぷりの時間を確保するのがもったいなかったので、上記の問題集ではなく問題数の少ない「過去問500」を使い、「過去問500」で出題されている内容のみを勉強しなおしました。
最後に「過去問+苦手克服勉強法」の時期は、「過去問500」の経営学の問題を土日で解く程度に勉強していました。
国際関係の科目で勉強する内容は、世界史や地理や時事など、他の科目でも出てくるものが多かったので、国際関係の対策に力を入れなくても、ある程度問題は解けるように感じました。
「社会政策」の勉強教材と勉強方法
「社会政策」の勉強で使用していた勉強教材
私が使った教材は以下の1冊です。
「社会政策」の勉強方法
次に勉強方法について。
この科目はほとんど捨て科目として考えていたので、問題集は用意しておらず、問題演習は「過去問500」を使って行いました。
勉強をスタートしたのは5月の中旬あたりからです。「過去問500」の社会政策の問題を2日間で解いて、覚えた方が良い知識は「暗記ノート」にまとめました。
足りない知識は上記の参考書を使って補充します。
上記の勉強をやった後は「過去問+苦手克服勉強法」の時期に突入しますので、「過去問500」の社会政策の問題を土日で解く程度で勉強していました。
「刑法・労働法」の勉強教材と勉強方法
「刑法・労働法」の勉強で使用していた勉強教材
私が使っていた教材は以下の2冊です。
「1問1答大卒公務員の過去問 刑法・商法・労働法」は1問1答の○×形式の問題集です。
刑法が8章、労働法が5章で構成されており、解答の解説もそれなりに分かりやすいように思います。
刑法・労働法を得点源とするには不十分なレベルの問題集ですが、覚ええていたらラッキーという感じに、軽めにパパッと勉強するくらいだったらこの1冊でも十分いけると思います。
「公務員試験 法律5科目 まるごとエッセンス」は参考書です。
刑法と労働法以外にも法律系の科目(憲法や行政法、民法、商法)の要点がコンパクトにまとめられており、頻出度が「必修!」「よく出る」「出ている」などで表示されています。
また、各科目の最後の方には、「問題文の誤り箇所を正しい内容に直す」という形式のチェック問題が10~20問程度あります。
ほとんど使いませんでしたが、分からない用語が出てきた際などにちょこっと使ったりしました。
「刑法・労働法」の勉強方法
次に勉強方法について。
私の場合、刑法と労働法はほとんど捨て科目だったので、勉強する上で計画などは立てませんでした。
勉強したのは、5月の終わりくらいに、上記の問題集を1回だけ問題演習した程度です。
ほとんど勉強していません。「もし覚えていたらラッキー」という感じで、ラッキーパンチを狙って勉強した程度です。