どうも、モンペです。
今日は「面接試験のために、どのような視点で自治体研究を行っていくか?」ということについて、書いてみようと思います。
地方公務員試験(上級)まで、あと154日。
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面接官の気持ちを想像してみる
まず最初に、面接官(採用者)の気持ちについて、想像してみましょう。
面接官は、どんな人間を採用したいと思うでしょうか?
仕事ができる人間?
行動力のある人間?
素晴らしい考えを持っている人間?
採用側の状況によって「どういう人を採用したいか」の要求は変わると思いますが、基本的には、どれも正解だと思います。
でも、状況に関わらず、もっと率直に「こんな人が欲しい!」っていう人間があると思うんですが、思い付きますか?
「発展させることができる人間」
間違いなくコレです。
企業なら、その企業を「発展させることができる人間」。
自治体なら、その地域を「発展させることができる人間」。
採用する側は、能力としては「行動力」でも「発想力」でも「業務処理能力」でも何でもいいので、自分の企業や地域を成長させてくれる、「発展させることができる人間」が欲しいはず。
少なくとも私が採用側なら、能力は何でもいいので、確実に自分の企業や地域を「発展させることができる」人材が欲しいです。
だって、能力があったって、自分の企業などを発展させられなければ利益を生みませんからね。
逆に言えば、発展させることさえできれば、どんな能力があろうと、利益を生み出します。
発展させることができる人とは
能力は「行動力」でも「発想力」でも「業務処理能力」でも何でも良いので、「発展させることができる人間」が採用側は欲しいはず、と言いました。
でも、「発展させることができる人間」ってナニ?
どんな人間?
この疑問に対する私の考えですが、「発展させることができる人間」には、ある共通した能力があると思っています。
それは、
「現状分析」の能力です。
物事をより良い方向に導いていく、つまり「発展」させるためには、単なる思いつきや行動だけでは非常に難しいです。
なぜなら、単なる思いつきや行動だけでは的外れになる可能性があるため。
的外れなことをいくら実行しても、空回りするだけで、物事をより良い方向に導くことはできません。
現状を分析して、初めて何が必要なのかが分かります。
その結果、「やるべきこと」が見えてくるんです。
物事を発展させるステップ
- 現状を分析
- やるべき事が明確化
- 実行
- 発展!
つまり、「現状分析能力」というのは、物事をより良い方向に導くため(=発展させるため)に、最も基本となるもので、最も重要な能力です。
面接試験での自治体に関する質問
ここまでの話をふまえて、公務員試験の面接における「自治体に関する質問」の質問例を見てみてください。
自治体に関する質問
- 自治体(県)の活動や政策で気になることは何ですか?
- 自治体(県)に足りないことは何ですか?
- 自治体(県)の問題点は何ですか?
- 自治体(県)を活性化させるためにはどうすれば良いですか?
- 自治体(県)をPRして下さい。
- 自治体(県)の魅力は何ですか?
これらの質問は、私が実際に面接試験で聞かれた質問ですが、これを見て「アレ?」と気がつくことがあるはず。
これらの質問を一言でまとめると
「あなたが受験している自治体の分析結果、教えてください」
となりますよね。
これで、面接試験における自治体に関係する質問の意図が、見えてきました。
自治体に関する質問をすることで面接官が知りたいこと
つまり、面接試験において自治体に関係する質問をすることで、面接官が何を知りたいのかというと・・・
×・・・「自治体のことについて、どれだけ調べているか?」
○・・・「自治体の現状を、どのように分析しているか?」
だと私は思います。
これは受験者の「現状分析能力」を見てますよね。
そして、これによって受験者が「自治体を発展させることができる人間」かどうかを判断していると思います。
ということは。
自治体研究をする場合、自治体研究として闇雲に自治体について調べて
「ほら!こんなに調べましたよ!エッヘン!」
ではなく、
「現状はどうなっているか?」
という視点で、筋道を立てて自治体研究を行っていく必要があるということです。
そして、この「筋道を立てて自治体研究を行う」ということが、面接試験に対応した自治体研究の方法で、もっとも重要な部分。
面接対策としての自治体研究は「現状分析」に該当します。
自治体研究では筋道を立てて
では、自治体の「現状分析」として、何に注目したら良いか。
私が考えるに、以下の点に注目すべきだと思います。
自治体研究の注目ポイント
- (a)特徴や特色
- (b)活動や政策
- (c)長所
- (d)短所
つまり・・・
自治体研究の注目ポイント
- (a)自治体(のある地域)って、どんな特徴がある?
- (b)自治体(のある地域)で、どんな活動してる?
- (c)自治体(のある地域)の長所って何?
- (d)自治体(のある地域)の短所って何?
そして、これらの項目を筋道立ててみると・・・
現状分析の筋道立て
- 自治体には、こんな特徴がある!
- この特徴を活かして、こんな活動をしている!
- それによって、こんな効果が得られてる(こんな長所がある)!
- しかし、この短所をもっと改善する必要がある!
このように考えながら自治体研究をしてみると、単なる断片的な知識の暗記ではなく、自治体の現状が見えてきます。
これで、上記で挙げた質問例に答えることができるようになります。
また、筋道立てて考えることによって自分の中に軸ができるので、少し突っ込んで質問されても、対応できるようになると思います。