公務員試験の模擬試験は、予備校や大手の出版社などが開催しています。
模擬試験の料金
模擬試験の種類や受験科目、開催している会社によって異なりますが、4,000円前後が多いです。
模擬試験が実施される時期
10月前後から開催される模擬試験もありますが、本格的な試験をスタートさせるのは、2月以降という感じです。
出版社系の公務員の模擬試験は、10月くらいからスタートされるものも多いですが、予備校系の公務員模擬試験は10月くらいからお試し受験など、講座を受講してもらうための宣伝的な模擬試験が行われ、本格的な模擬試験がスタートするのは2月以降といった感じです。
公務員試験の模擬試験の選び方
2つ注意することがあります。
1.受験者の多い模擬試験
自分の実力を把握するという目的を達成するためには、受験者の多い公務員模擬試験を受験することが必要です。
仮に10人しか受験しない模擬試験があったとしましょう。
この試験で1番になったところで、受験者数が少なすぎて、自分が今どれくらいのレベルなのかは分かりません。井の中の蛙ですね。
そのため、受験者の多い模擬試験を受験する必要があります。
受験者の多い公務員模擬試験は、大手の予備校、大手の出版社が開催している模擬試験です。
2.問題傾向がマッチした模擬試験
公務員試験といっても、全国一律の国家公務員試験から地方公務員の試験まで様々。特に、地方公務員の試験は全国型、関東型といった具合に、問題の出題傾向が異なります。
そのため、模擬試験を受験して、自分が受験する公務員試験の問題傾向に慣れておく必要があります。
国家公務員のような全国的な公務員試験の出題傾向は、大手の模擬試験で用意されていますが、地方の特殊な出題傾向の模擬試験は大手の試験では用意されていないこともあります。
そんなときは、受験する地方の予備校が実施している模擬試験を受験すると良いです。
以上の2つの特性を両方持っている模擬試験があればいいのですが、都合よくあるとは限りません。
そのため、「参加者の多い大規模な模擬試験」と「小規模だけれども傾向にマッチした模擬試験」の2種類の模擬試験を受験すると良いでしょう。
公務員試験の模擬試験 紹介
LEC東京リーガルマインド
こちらの模擬試験は、国家1種・国家2種・地方上級や都市圏の市役所試験に強いと言われています。
試験の実施回数も多く、充実しており、自宅受験も会場受験も可能です。模擬面接も開催しています。
使ってみての感想
受験模試-地方上級・国家2種択一公開模試
専門試験の解答は、50問中任意の40問を選んで回答でした。国家2種では科目ごとの選択回答ですし、地方上級は選択回答ではないので、ちょっと形式が違う感じがします。
ですが、地方上級と国家2種の両方に対応するためにはしょうがないですね。
受験後、データをネットで見れたのですが、なかなか詳しいデータが載っています。
平均点や偏差値、志望職種の判定はもちろんのこと、問題1つ1つの正解率があるので、その問題の難易度が高いのか低いのかという判断ができて非常に良いです。
また、受験者の分布図もあるので、自分がどの辺りにいるのかも分かります。
非常に使い勝手の良い模試でした。
(私の模試結果はコチラ)
資格の大原
こちらは、国家3種・地方初級・高校卒業程度の市役所試験に強いと言われています。
試験の実施回数は1回程度です。
会場受験も自宅受験も選べます。
東京アカデミー
国家3種・地方初級・高校卒業程度の市役所試験に強く、警察官や消防の試験にも強みがあります。
試験の実施回数は数回あり、それなりに充実しています。
会場受験、自宅受験が選べます。
TAC
公務員試験向けの書籍、問題集、参考書を出版しており、実績もあります。
試験の実施回数は数回、月に1回程度あり、充実しています。
会場受験、自宅受験が選べます。
実務教育出版
公務員試験向けの有名な問題集「スーパー過去問ゼミ」を出版している会社。
この模擬試験は受験者のかなり多い模擬試験なので、実力を知るには良いです。
自宅受験のみです。
産経公務員模擬テスト
全部で5回あり、回によって地方上級、国家2種、大卒警察官などに対応していますので自分に合った試験を受験すると良いです。
自宅受験も、会場受験も用意されています。