残り1ヶ月辺りになると、直前期の勉強方法に移行していきます。
直前期の勉強方法は「過去問+苦手克服」勉強法です。
「過去問+苦手克服」勉強法とは
公務員試験の直前期の勉強になると、もう知識を詰める、知識を覚える、という段階ではなくなります。
- 問題を解いて知識を忘れないように定期的にアウトプット
- 解けない&間違う問題を1つでも少なくする
この2つに目的を絞ります。
初期段階+中期段階の勉強で、知識をインプット&アウトプット。
後期段階の勉強で苦手を潰す。
そして、ここまでの勉強成果を最大限発揮するために、直前期の勉強ではガンガン問題演習をする。
問題慣れをすると同時に、インプットした知識のアウトプット、苦手部分の克服を総合的に行います。
「過去問+苦手克服」勉強法の勉強方法
この勉強法の進め方は以下の通りです。
「過去問500」の問題を週末2日間で全て解く
↓
答え合わせして、間違った&曖昧な内容(単元)を書き出す
↓
その内容を月~金曜日に参考書とメイン問題集で復習
↓
「過去問500」の問題集を週末2日で全て解く
↓
繰り返し…
まず、私は第一志望が地方上級試験で、過去問500には「地方上級の過去問500」、メイン問題集には「新スーパー過去問ゼミ」を用いているということを前提として話を進めていきます。
直前期は、極力ムダな勉強をしたくありません。
そのため、軸となる問題集を「過去問500」に変更します。
その理由は、地方上級以外の国家2種などで出題された問題も含まれている「新スーパー過去問ゼミ」は、ムダが多いと感じるからです。
「新スーパー過去問ゼミ」は、公務員試験に出題される内容を幅広く勉強するのには役立ちますが、直前期の勉強でメインに使うには向かないと感じます。
そのため、第一志望である地方上級の過去問が厳選された「地方上級の過去問500」を用います。
「過去問+苦手克服」勉強法の具体的な勉強方法
次に具体的な勉強方法ですが。
この勉強法では、土日を使って「過去問500」の問題演習を一気にやってしまいます。
ここで間違えた問題の内容、ちょっと知識が曖昧な問題の内容を、答え合わせしながら、何か別の紙に書き出していきます。
次に、上記で書き出した内容を復習するための計画を日曜日の夜に作成します。
復習には、参考書や「新スーパー過去問ゼミ」の問題演習をスポット的にを利用し、ここで間違った内容や曖昧な内容をしっかりと復習して、得点できる問題を着実に増やしていきます。
例えば、問題演習で間違った問題の内容が、以下のようになったとします。
- マクロの「フィリップス曲線」
- 行政法の「行政手続法」
- 民法の「賃貸借」
- 財政学の「公共財」
- 政治学の「議会制度」
- 憲法の「表現の自由」
これを参考に、月~金曜日に上記の復習を組み入れていきます。
- 月曜日=「フィリップス曲線」
- 火曜日=「行政手続法」
- 水曜日=「賃貸借」と「表現の自由」
- 木曜日=「公共財」
- 金曜日=「議会制度」
この計画を、問題集や参考書を使って実行します。
この計画に「新スーパー過去問ゼミ」の該当ページなどを記入しておけば、より復習がスムーズにできるようになります。
「過去問+苦手克服」勉強法の注意ポイント
ここで、この勉強法の注意点を少し。
月~金曜日に復習をする内容は、「過去問500」の問題演習で間違った内容、曖昧だと感じた内容のみにすること。
正解している問題の内容は、記憶にしっかりと定着しているので、わざわざ復習で時間を使わなくても大丈夫だと思います。
時間がムダになります。
少なくとも、土日の「過去問500」による問題演習で1度はアウトプットしているのですから、それ以上時間をかける価値はないと思います。
正解できた問題は「大丈夫!」と自信をもって、間違った問題の内容の復習&克服に時間を使った方が良いです。
ちなみに私は、週末の土~日曜日で「過去問500」、それ以外の月~金曜日で間違い復習、としていますが、その理由は土日しかまとまった勉強時間を取れなかったためです。
曜日は自分の好きな様にすれば良いです。
このように、直前期は極力ムダを省き、1点でも多く得点できるような勉強法を取り入れていきましょう。