ここでは、ある程度勉強が進んできた中期段階で取り入れたい勉強方法について。
アウトプットを中心とした勉強方法、「曜日別、全科目」勉強法のやり方と勉強計画の作成について、まとめてみようと思います。
「曜日別、全科目」勉強法とは
まずは、この勉強方法について具体的に説明してみます。
初期段階の「繰り返し勉強法」で、得点源とする科目の基礎知識についてしっかり身につけることが出来れば、次はアウトプットすることを主な目的として、この「曜日別、全科目」勉強法を行います。
どのような勉強方法なのかは、言葉で説明するより計画表を見てもらった方が分かりやすいので。
まずは私が作成&実行していた勉強計画表を見てみてください。
どうでしょうか。
だいたいイメージできたかと思います。
簡単に説明すると、1週間のなかで試験に必要な科目全てに手をつけ、問題練習を行う勉強方法です。
まぁ、一般的な勉強法ですね。
勉強方法といったらこのような勉強を思い浮かべる人も多いかと思います。
1日のうちで少ない科目しか勉強していないと、他の科目の勉強に空白期間ができてしまい、せっかく覚えた知識を忘れてしまうかもしれないです。
なので、1日の中で多くの科目に手をつけるようにし、1週間で全ての科目に手がつけられるようにしています。
「1週間という短い期間で、全ての科目の多くの単元を勉強できる!」
これが、この勉強方法の最大の利点です。
「曜日別、全科目」勉強法の勉強方法
この勉強で重要なポイントは、問題集の活用方法、つまり問題の解き方です。
この勉強方法では「単元ごと数問ずつある練習問題を1単元1問ずつ解いていく」という方法をとります。
例として「ミクロ経済学の新スーパー過去問ゼミ」の一部を例に挙げてみしょう。
(単元名)
最適消費と無差別曲線=基礎 4問
代替効果と所得効果=基礎 4問、応用 5問
上級財と下級財=基礎 3問、応用 2問
消費者理論の計算問題1=基礎 5問、応用 4問
消費者理論の計算問題2=基礎 3問、応用 3問
需要と価格弾力性=基礎 4問、応用 5問
消費者理論の展開=基礎 3問、応用 3問
もし、ある曜日に「ミクロ経済学を5問解く」という計画を立てた場合、普通であれば以下のように勉強を進めていくと思います。
「最適消費と無差別曲線」の基礎を4問
↓
「代替効果と所得効果」の基礎を1問
しかし、これだと単元の進行が遅くなってしまいます。
そのため、以下のように問題と解いていきます。
「最適消費と無差別曲線」の基礎を1問
↓
「代替効果と所得効果」の基礎を1問
↓
「上級財と下級財」の基礎を1問
↓
「消費者理論の計算問題1」の基礎を1問
↓
「消費者理論の計算問題2」の基礎を1問
このように進めて、最後の単元まで終わったら最初の単元に戻って2問目を同じやり方でどんどん問題練習していきます。
こうすることで、単元をガンガン進めることが出来ます。
おそらく、一つの科目で「1日に10問解く」という計画を作成していたら、2日くらいで問題集の最後の単元までいくのではないでしょうか。
同じ内容になる「最適消費と無差別曲線」の問題を連続して4問解くよりも、問題集を横断的に使って1単元1問ずつ解いていくことで、1ヶ月のうちで何度も同じ単元の内容を頭からアウトプットすることになり、勉強した内容を忘れないようにすることができると思います。
「曜日別、全科目」勉強法の計画の立て方
計画を立てる際は、試験で自分が得点源としているターゲット科目を優先的に組み込んでいくようにすると良いです。
あとは1日で解く各科目の問題数の合計として、100問をひとつの目標にしてみましょう。
また、ターゲット科目以外の、得点源ではないし初期段階の「繰り返し」勉強方法でも勉強していなかった科目を、組み込んでみるのもアリです。
優先度が低いので「時間があれば解いてみてもいいかな」というくらいの気持ちで気楽にやってみるといいです。
私の場合、1つの曜日で訓練科目(数的や経済系)と暗記科目(法律系や行政系)のバランスを考えながら計画を立てました。
1日中ずっと暗記科目は、無理です(汗)計算問題を解いたり、暗記をしたりと、バランスをとって脳に偏った負担をかけないように心がけていました。
この勉強方法は「公務員試験 最新最強のスピード合格法」という本を参考にしたものです。
良かったら見てみてください。