-2019年6月試験の対策

公務員試験の自治体研究|現状分析の注意点について

どうも、モンペです。

今日は昨日の補足として、自治体の現状分析を行う上での注意点をまとめてみます。

地方公務員試験(上級)まで、あと153日。

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自治体の現状分析の注意点:その1

自治体の現状を分析する際、自治体の産業や雇用や社会保障etcといった、全ての分野について分析する事は不可能。

完璧を求めるのはやめた方が良いです。

全般的な情報を知っておくのは必要ですが、細かく分析するものは、自分の興味がある分野や、自分が面接で答える内容に関係する分野に絞ると良いと思います。(例えば「志望動機」や「やりたい仕事」に関連する分野など)

面接官は、面接の中で受験者が答えた分野について、「じゃあ、その分野について、どれくらい現状を知ってるんだ?」「どのように分析してるんだ?」という考えで質問をしてきます。

そのため、自分が面接で答える内容などから、質問されそうな分野を予測して対策しておけば、無駄なく自治体研究ができます。

 

自治体の現状分析の注意点:その2

自治体の現状分析をする場合、その考察に正解は無いです。

個々の人間によって、現状をどう捉えるかは異なりますし、それに対する考えも異なります。

そのため、「コレだ!」という正解は無いです。

なので、自治体研究では自分なりの考えで現状を分析すれば良いと思います。

  1. 自治体の現状について、私は~と分析する
  2. その結果、私は~と考える

重要なのは自分なりの考えを持って判断できるかどうか

自分なりの考えを持っているということは、受動的な人間ではなく、能動的に行動できる人間というのをアピールできますからね。

的外れなことを言ってしまったらどうしようと心配せず、自分の考えで自治体研究をして、意見を述べれば良いと思います。

 

自治体に関する面接試験での難問

最後は注意点ではないですが、もう一つだけ。

面接試験における自治体に関する質問の中で、最も難しい質問についてです。

ポイント

何か良いアイディアはありますか?

私は、この質問が一番難しいと思います。

 

自治体を発展させるために。

産業を活性化するために。

医療を充実させるために。

観光を盛り上げるために。

何か良いアイディアはありますか?

 

志望動機などで

  • 私は自治体を発展させたいです!
  • 私は産業を盛り上げたいです!

と答えた場合、意地悪な面接官は聞いてきます。

「じゃあ、具体的には何かアイディアありますか?」

これは難問です。

現役の職員ですら答えられるんでしょうか(笑)

アイディアを持っている人なら大丈夫ですが、アイディアが無い人にとっては、「答えられない!」と恐くなってしまう質問ですね。

でも、そんなに恐がらなくても大丈夫。

私が思うに、これも前回と今回お話してきた「現状分析」の質問の延長です。

実際に、私はこの質問をされました。

「自治体を発展させるために、何か具体的なアイディアはありますか?」

しかし、あいにく私は自治体を発展させるアイディアを持っていませんでした。

その為・・・

「すみません。まだ考えが未熟なもので、具体的なアイディアというのは持っておりません。」

と、素直に降参・・・

って、そんな訳ありません!

その後に付け加えて

「ただ、当自治体は○○という特徴があります。また△△という部分を見ても、××という特徴があります。これらを活かす事によって、自治体を発展させる事ができるのではないかと思っています。」

このように答えました。

これは、別に具体的なアイディアを述べている訳ではなく、単に自分が自治体研究で分析した内容を述べてるだけですよね。

でも、私の面接官は「ふむふむ!」と、頷いて聞いてくれました。

 

アイディアというものは、簡単に出てくるものではありません。

でも、アイディアが生まれるまでには、共通の段階があります。

それが「現状分析」。

  1. 現状を分析
  2. 現状から考えると、こんなことができるかも!(=アイディア)

「現状分析」をしたからといって、アイディアが生まれるとは限りませんが、「現状分析」をしなければ、アイディアは生まれようがありません。

つまり、「現状分析」はアイディアを生むベースとなるものです。

「具体的なアイディアはありますか?」

この質問は、言葉の通りに考えると具体的なアイディアを聞いている質問です。

でも、もっと広い視野で捉えると、アイディアを生むベースとなる「現状分析」についても聞いている質問だということが分かります。

アイディアが閃くかは運次第ですが、「現状分析」は誰にでもできることです。

ということは、この質問は誰にでも答えられる質問ということになります。

そう考えると、この難問も恐がる必要はありませんよね。

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