公務員試験対策は非常に長期間に及びます。
そんな勉強漬けの生活の中で、メンタルを維持するために余暇や休養をとることはとても重要。
ここでは、公務員試験対策を頑張っている人の余暇・休養の重要性について紹介してみます。
「頑張る」ことが良いわけではない
大学受験でもそうですが、公務員試験でも、試験に向かって必死に勉強しますよね。
- 「時間があれば勉強したい!」
- 「勉強しなきゃいけない!」
こういう気持ちだと思います。
しかし、この気持ちは間違った行動を引き起こすことがあります。
- 「勉強しなきゃいけないから、遊んでいる暇はない!」
こうなってしまうと、個人的には良くないと思っています。
実のところ、私はこの考え方を持って公務員試験1年目に勉強を行っていました。
「今は遊んでいる暇はないんだ」という気持ちから、趣味をやめると決意し、決意だけでは甘えが出てしまうだろうと思ったので、持っていた趣味の道具を売り払いました。
最初のうちは全く問題ありません。
しっかりと勉強に集中できていました。
しかし、3~4ヶ月くらい経った頃から、朝や夜などに強い眠気を感じるようになり、朝も起きられなくなってしまったんです。
私は朝早く起きて、仕事の前に勉強をする朝型タイプだったのですが、朝起きられないので、勉強ができません。
勉強できないので、不安や焦りが増えます。
そして更に起きられなくなる。
完全に、負のスパイラル。
私を負のスパイラルに陥れた原因
色々と原因を考えた結果、次のことが分かりました。
やりたい遊びや趣味を我慢した結果、始める前は「やりたい事」だったはずの勉強が、「やらなければいけない事」に変わってしまったんです。
でも、「やらなければいけない」という思考には「(やりたくないけど)やらなければいけない」「やらなければいけない(ので遊びはダメ)」というマイナス思考が含まれています。
そして、このマイナス思考が、予想以上にダメージを与えてきます。
私は趣味や遊びを禁止することで、自分の中に「やらなければいけない事」だけを抱えるようになりました。
そして「やらなければいけない」に含まれるマイナス思考のダメージによって、「現実世界には嫌々やらなければいけないことしかないから、現実世界に戻るのは嫌だ」となり、寝るという行為に現実逃避してしまったんじゃないかと思います。
以前の私の思考
- 仕事 → やりたい!
- 勉強 → やりたい!
- 趣味 → やりたい!
- 遊び → やりたい!
勉強開始後の思考
- 仕事 → やらなければいけない!
- 勉強 → やらなければいけない!
- 趣味 → ×
- 遊び → ×
これが分かった後、私は趣味も遊びも禁止することをやめました。
「やりたければ、やっても良いんだよ♪」という余裕の状態を作り出すことで、気持ちにゆとりができ、現実逃避の眠気症状から解放されました。
「しなければいけない!」に隠れる負の感情
私は「勉強しなければいけない!」という気持ちには、間違いなく勉強を推進させるパワーがあると思っています。
しかし、上記で説明した通り「勉強しなければいけない!」には「(したくないけど)勉強しなければいけない!」「勉強しなければいけない!(ので遊んではダメ!)」というマイナス思考が隠れています。
そのため、「勉強しなければいけない!」という考えは、最初は前進作用がありますが、時間が経つにつれて、徐々にそのマイナス面が表れ、今度はブレーキ作用に変わるということだと思います。
つまり…
「勉強しなければいけない!」という考えを大事にし過ぎて、勉強ばかりで遊ばないという行為は、結局は勉強に支障をきたすということです。
公務員試験の受験は「やりたいこと」
本来、公務員試験を受験しようと思ったのは、自分の意思です。
「公務員を受験したい!」と思ったからこそ、「公務員試験の勉強をしよう!」という気持ちになった訳です。
その本来の「勉強したい!」という願望の気持ちを、「勉強しなければならない!」という負のパワーを秘めた考えに強制に変換してしまわないためにも、「休養」「余暇」は大切にしなければいけません。
しかし、中には「息抜きのつもりで遊んでいても、勉強のことが気になる」という人もいるのではないでしょうか。(私はまさに、このタイプの人間です)
そんなときに重要なのは、合格に向けた「綿密な勉強計画」。
これなら合格できる!という勉強の計画を、月毎や日毎の細かい単位で立てて実行できれば、安心して遊ぶことができます。
勉強は、上を目指したらエンドレスです。
「できるところまでやる」「できる限り頑張る」と思っていると、キリがありません。満足度も達成感もありませんし、自信もつきません。
そのため、いつまでも遊べず、いつまでも勉強するハメになります。
ノルマを決めて勉強し、達成したら満足感を感じて遊び、気分転換して勉強に取り組む。
次々と「やりたいこと」を行って、良いスパイラルを身につけることがとても大事です。