ここでは、小論文対策として私が使っていた教材と、小論文対策の方法を紹介してみます。
小論文対策の勉強教材
まず使っていた教材について。
私は、この教材をメインに小論文対策を行っていました。
小論文の対策については、公務員試験の勉強方法に関する書籍「公務員試験受かる勉強法 落ちる勉強法」で「教材で小論文のテクニックを勉強しても、なかなか小論文を書けるようにはならない。それだったら、模範答案を読み込んで、答案の構成を覚えた方が良い」と紹介されていました。
そして、紹介されていたのがこの教材です。
この教材は小論文の書き方や構成などのテクニックについても書かれていますが、それだけでなく、小論文試験で狙われそうな時事について詳しく解説し、且つ、その時事に関する過去の実際の小論文の問題について、模範答案を紹介しています。
そのため、この教材1冊で、小論文に関係しそうな時事の情報・知識を勉強できるとともに、答案の仕方、文章構成についても学ぶことができました。
持っておくと、小論文に限らず、時事知識を増やす上で、かなり役立つ教材だと思います。
小論文試験の対策方法
次に小論文試験の対策について。
私の考えとして、小論文で重要なのは「時事知識」と「文章構成」だと思っています。
1.時事知識について
これは小論文を書くためのネタとなるものです。ネタが無いと小論文を書くことすらできませんから、必須となります。
時事知識に関する対策としては、日ごろからニュースを見たり、「速攻の時事」などの教材を使って勉強していました。
とはいえ、世の中の時事ニュースなんて無数にありますから、全て対策しておくのは不可能ですよね。
そのため私の場合は、日ごろのニュースを見るのは継続しつつ、以下のものに重点を置いてやりました。
- 上記で紹介した「地方上級・国家一般職[大卒]・市役所上・中級 論文試験 頻出テーマのまとめ方」の教材に紹介されているテーマ
- 受験を希望する自治体や団体のホームページや広報誌で、頻繁に出てくる話題や、重要と感じるテーマ
あと、受験する試験で出題された過去の小論文のテーマが分かるようであれば、2~3年分を調べておき、そのテーマは出題されないだろうという予測のもと、対策をする対象から外しました。
2.文章構成について
小論文ですから、当然、作文ではダメですよね。
賢そうに論じなければいけません(笑)
そして、賢そうに論じるためには文章構成がしっかりしている必要があります。
文章構成について、私の感覚でザックリと言ってしまうと…
- 「背景」
- 「現状」
- 「問題点」
- 「解決策(自分の考え)」
という感じだと思います。
問題は「どうやったら、この文章構成のように小論文を書くことが出来るか?」です。
頭で文章構成について理解しているのと、実際にその構成を使いこなすのでは、全く別次元のレベルですからね。
どうすれば正しい文章構成が身につくか
そこで、この文章構成で小論文を書くための対策ですが、一番は、予備校などの小論文の答案練習で、繰り返し小論文を書く練習をすることです。
当然ですが、実際に小論文を書いて、それを添削してもらい、自分の体に論述の方法をしみこませるのが一番だと思います。
ただ、私の場合は独学でしたし、小論文を何度も答案練習する時間は確保できませんでしたから、もっと独創的な方法で対策しました(笑)
その方法は、上記で紹介した「論文試験 頻出テーマのまとめ方」の各章に載っている「模範答案を音読して録音し、暇なときに聞きまくる」という方法。
模範答案ですから「文章構成」「話の展開の仕方」「例の出し方や話の内容」など、全てが参考になります。
何度も模範解答を「読み込む」という方法でも良いと思いますが、私は文章を読むのが遅いですし、面倒ですし(笑)
何より、「読む」のと「聞く」のでは、繰り返せる回数がケタ違いですからね!
何度も聞くことで模範解答を暗記してきます。それに伴って、文章構成なども身についてきたような感じがします。
直前期の小論文試験対策
小論文の対策に関して、最後にもう1つ。
直前期の対策として私が行っていたのが、「文章構成」を意識しながら、時事知識を整理するという方法です。
ちょっと例として、対策した方が良さそうだと思うテーマに「少子化問題」があったとします。
この場合、文章構成ごとに細分化して、少子化問題について調べます。
- 「背景」=なぜ少子化が起こっているのか?
- 「現状」=その自治体の少子化の状況は?
- 「問題点」=少子化で、どんな問題が起こると思うか?
- 「解決策」=どうすれば少子化を解決できそうか?
こうして知識を整理しておくと、試験ではそのまま書くだけなので、非常にラクです。
何より、筋道立てて知識をまとめることで、ただ暗記するよりずっと効率的に知識を覚えることができますしね。
小論文対策に関しては、以上のような感じで行っていました。
実際のところ、小論文の対策にはあまり時間を使えず、十分な対策ができたかどうかギモンが残るところですが。
良かったら参考にしてみて下さい。