10:面接対策

面接対策4|公務員試験の面接対策で早急にやるべきこと

ここでは面接対策、というか公務員試験の受験に当たって「早急にやっておくべき事」について書いてみます。

ここで書く内容は、公務員試験を受験するに当たって、非常に勘違いしやすいポイントです。ぜひ頭に入れて、しっかりと対策をして欲しいと思います。

公務員試験の受験で見落としがちなポイント

そのポイントとは「志望動機」と「自己PR」を準備する時期。

私が受験した地方上級の公務員試験を例に挙げて、まずは公務員試験の流れを確認してみます。

6月上旬=受験申込書の〆切

6月下旬=1次試験(筆記)

7月上旬=1次試験の発表

7月中旬=面接カードの〆切

7月下旬=2次試験(面接、集団討論etc)

では、上記の流れだと、いつまでに「志望動機」「自己PR」を完成させておく必要があるでしょうか?

2次試験?

いやいや、「面接カードの〆切」までですよね。

こうして流れを見ると分かりやすいですが、これはしっかり意識していないと非常に危険です。

なぜなら、意識していない場合、「7月の下旬に面接試験があるから、その当日までに自分の志望動機と自己PRを用意すれば大丈夫」という考えに陥る危険があるわけです。

そして、この考え方を放置していると…

「1次試験の発表から2次試験の面接まで、1ヶ月くらい期間があるから、1次試験の結果が分かってから志望動機と自己PRを考えても大丈夫だな♪」

なんてことになる。本当は、1次試験の発表から、志望動機と自己PRが必要となる「面接カード」の提出まで、1週間弱しかない恐れもあるのに…。

そうすると、どうなるか?

1次試験を通過してると分かると、「面接カードの〆切」まで意外と時間が無いことに気づき、焦る!

焦って「面接カード」を仕上げる!
そして、何とか提出。

が!

  • 「重要なアピールである「志望動機」「自己PR」が満足いく出来にならなかった…」
  • 「内容を練り直した結果、面接カードと言いたい事が一致しなくなった…」

なんて事にもなりかねません。

<「志望動機」「自己PR」が必要な時期>

  • ×面接試験の時
  • ○面接カード提出時

ここを勘違いしては大変なことになります。

試験対策の計画を考える上で、「面接カード提出〆切」は見落としがちになりますから、忘れないように気をつけてください。

「市役所」受験者は要注意

上記では、私が受験した地方上級試験についての流れを参考にしました。

国家公務員や大学職員、県庁など地方上級試験では、1次試験の発表後に「面接カード」の提出があることが多いと思います。

しかし、市役所の試験は気をつけなければいけません。

「受験申込」の時の用紙に、志望動機や自己PRなどを書かなければいけない場合が多いように思います。

「受験申込」は、上記の流れの場合だと6月上旬です。1次試験よりも前です。2次試験の面接試験から2ヶ月くらい前になってしまいます。

「面接対策は1次試験が終わったらやろう」と考えていると、準備ナシで「志望動機」「自己PR」を書かなければいけません。

まして、1次試験の直前期に貴重な勉強時間を面接カード作成に使うのは、想像以上に精神的ダメージが大きいです。

ペースが乱れないように、事前にしっかりと対策しておきたいです。

公務員試験の受験を決めたら確認する事項

書類がいつ必要になるか

まず1つ目は、自分が受験する試験では、いつ「面接カード」(志望動機と自己PR)の提出があるのかを、事前に確認しておくことです。

前年の受験案内や受験申込書などがあるなら、それらを見て、記述内容を確認しておくことをお勧めします。また、過去の受験者に聞いてみたり、直接問い合わせるというのも方法です。

とにかく、スケジュールが分からなければ戦略を立てられませんので、しっかりと確認して、それをもとに事前に計画を立てておく必要があります。

併願するとどうなるか

色々な試験を併願するという人も多いと思います。

それらの試験に関して、全て事前に「志望動機」「自己PR」を準備しておくのが理想。しかし、筆記試験の勉強と平行してそれをやるのは、非常に大変です。

その場合は、全部やろうとせず、自分の志望順位の高いものに絞って、その試験の「志望動機」「自己PR」を考えてばいいのではないかと思います。

(参考)私の場合の準備時期

私は、12月あたりから自己分析を少しずつやっていました。

本当に少しずつですが…。

そして、本格的に面接対策を始めたのは3月末あたりからで、ジョブカフェのカウンセラーの方と一緒に、模擬面接をはじめました。

模擬面接では第一志望の地方上級に絞った面接対策を行っていたので、「志望動機」も「自己PR」も、それに合わせたものを考えていました。

結局、事前対策したのは第一志望の地方上級のみで、それ以外の役所試験の面接カードなどは、直前にやっつけで作成しました。

事前に対策をしておくことで、地方上級の面接カード作成はスムーズに行う事が出来ました。

ちなみに、私は地方上級に絞って対策を行いましたが、1つの試験だけでもしっかりと事前対策しておく事で、他の試験(私の場合は役所)の「面接カード」を書く際にも、意外と応用がきいてスムーズにかけるような感じがあるように思います。

なぜ「志望動機」と「自己PR」は事前準備が必要なのか

ここでは「志望動機」「自己PR」について、事前に準備しておく必要があると述べました。

しかし、面接カードには他にも「過去の頑張った経験」「関心あるニュース」etc…、色々と書く事があります。では、なぜ「志望動機」と「自己PR」なのか。

それは、「志望動機」「自己PR」に関しては、付け焼刃では難しいと思うからです。

「頑張った経験」「関心あるニュース」は、自分の過去を思い出して書ける、いわば、自分の経験です。この、自分が実際に経験したことを思い出して書く作業は、思い出せれば問題ない訳ですから、それほど難しくないと思います。(もちろん、上手なアピールや最適な内容選びなどは、奥が深いと思います)

一方、「志望動機」「自己PR」は、経験ではなく、自分の考えを述べるものです。そのため、「はい!書いて!」と言われても、すぐに書けるものではないです。

ある程度、自分の思考をイジって、内容を洗練させる必要があります。「主張したい事を、的確に、分かりやすく述べる」必要があり、考えが甘いと突っ込みどころ満載の内容や、ありきたり過ぎて見栄えしない内容になってしまいます。

もちろん、最終的に内容を詰めていく作業は「面接試験当日」までに行えばいいですが、自分の主張の核心を突く概要くらいは、この「面接カード提出〆切」までに作っておかないといけないと感じます。

自分の主張が明確になっている人は問題ないと思いますが、そうでなければ、このレベルに達するまで結構時間がかかる。

なので、少なくとも「志望動機」「自己PR」に関しては、事前準備をお勧めします。

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