10:面接対策

面接対策2|公務員試験の面接対策は何をするのか

ここでは、面接対策の導入として、私のやっていたことや考えについて書いてみようと思います。

面接対策を行う前に

まず、ちょっと面接とは全く関係ない話をさせてもらいます。

公務員試験には、教養科目と専門科目の筆記試験がありますよね。

そして、これらの試験を突破しようと考えた場合、出題される問題(憲法とか民法とか)を把握し、その問題を勉強して、試験で得点できるようにすれば良いわけです。

つまり、筆記試験を突破する方法は、以下の3ステップです。

  1. 「何が問われるか把握」=出題科目
  2. 「問われる問題の勉強」=問題演習
  3. 「勉強成果を確認」=模擬試験など

ここから本題です。
では、面接試験を突破するためには、どうすれば良いでしょうか?

これもやはり、上記の3ステップと同じです。

  1. 「何が問われるか把握」
  2. 「問われる問題への対策」
  3. 「対策成果を確認」

面接試験で何が問われるのかを把握し、その問われる問題への対策を行い、対策の成果を確認する。これで、面接試験も突破できます。

しかし、面接試験で「何が問われるか」に関しては、私自身がそうだったように、少し誤解があるように感じますので、その辺をちょっと説明していきます。

面接試験で問われていることは何か

面接試験では、何が問われるのでしょうか?

志望動機?
自己PR?
自分の長所や短所?
それとも、自分の過去の経験?

どれも間違いではないんですが、もし面接対策をスタートさせる時点でこの考えが出るようでは、正解とは言えないと思います。

間違った認識が招いた不合格

私自身、受験1年目の頃は上記と同じように考えて、面接対策をスタートさせました。

つまり…

「面接試験で問われること」=「志望動機」「自己PR」「長所や短所」etc

そして…

「問われる問題への対策」=「これらの項目に対する答えを考えること」

というように考えて、面接官が質問してくる内容を想定した面接対策用の書籍を購入し、その質問に対する自分の考えを書き出す作業をして、面接に挑みました。

ちなみに「勉強成果の確認」=「模擬面接」に関しては、「勉強さえしっかりしていれば大丈夫だろう」と軽く考え、行いませんでした。

結果は、見事に不合格

まぁ、「模擬面接をしない」など、面接対策を十分にしていなかったのも敗因ですけどね(笑)この不合格を通して、私はもっと根本的なところに問題があると気が付きました。

その根本的な問題とは

「面接試験で問われること」=「志望動機」「自己PR」「長所や短所」etc

という認識です。

面接試験を行う意味から「何が問われているか」を考える

そもそも、なぜ面接試験を行うのでしょうか?

「志望動機は?」とか「長所や短所は?」といった面接官の質問に答えるためでしょうか?

違いますよね。

「採用に値する人間かどうかを見るため」ですよねw

つまり!

「面接試験で問われること」 = 「自分の人間としての魅力」

ここをしっかり認識していないとマズイです。

「志望動機」や「自己PR」などは、魅力を相手に伝えるための1つの手段に過ぎませんから、面接対策としてこれらの項目に対する答えを考える事ばかりやるというのは、間違いではないですが不十分なんです。

また、各項目に答えることばかりに意識がいくと、一貫性のないツギハギの主張になってしまったり、小手先の表現ばかり気にしてしまい、言葉の重みや説得力が無くなります。

「面接試験で問われること」=「自分の人間としての魅力」

この軸は、絶対にブレないようにすべきです。

面接試験で伝えたい「人間としての魅力」とは

上記で、面接試験で問われるのは「自分の人間としての魅力」と説明しました。

でも、「人間としての魅力」って何なんでしょうね。

私が考えるに、「人間としての魅力」とは、以下の3つで構成されていると思います。

  1. 「思考」
  2. 「容姿」
  3. 「雰囲気(オーラ)」

面接試験で伝えたい人間の魅力「1.思考」とは何か

まず「1.思考」についてですが、深い考えを持っている人や、自分の考えを持っている人って魅力的ですよね。

「へぇ~!」とか「ほぉ~!」とか感心させられる様な考えを持っている人は、話していても楽しいですし、このような人は、その考えが行動にも表れているので、過去の経験などを聞いても「すごいな!」と思えるような経験をしており、魅力があります。

面接試験で伝えたい人間の魅力「2.容姿」とは何か

「2.容姿」に関しては、面接対策の書籍などでも「立ち振る舞い」とか「身なり」として書かれています。

表情に余裕があり、清潔感があって、健康的で、キビキビと行動する人間の方が、そうではない人間よりも、間違いなく魅力的です。

面接試験で伝えたい人間の魅力「3.雰囲気(オーラ)」とは何か

「3.雰囲気(オーラ)」はちょっと抽象的ですが、これも人間の魅力を構成する上で、欠かせない要素だと思います。

私たちは日頃の生活の中で、話してもいない相手なのに「暗そうな人だな」とか「機嫌がよさそうだな」とか、相手の雰囲気を感じ取ったりしますよね。これが「雰囲気(オーラ)」だと個人的には思っています。

この「雰囲気(オーラ)」には「1.思考」や「2.容姿」の要素も一緒に作用すると思いますが、自信に満ちている雰囲気や、親しみやすい雰囲気がある人は、きっと魅力的に感じると思います。

「2.容姿」「3.雰囲気(オーラ)」を磨くこととは

ちなみに少し余談になりますが、「2.容姿」と「3.雰囲気(オーラ)」を磨いた方が良いと聞くと、「まぁ、そうかもしれないけどねぇ」と感じる方がおられるかもしれませんが、私は個人的に、これらをを磨くことは非常に大切だと思っています。

なぜなら、面接試験というのは基本的に受け身の試験。そのため、いくら「1.思考」を磨いて質問に対する答えを考えていても、質問されなければ意味ありません。

面接試験において、相手の発言などに関係なく、こちらから積極的に攻めることができるのは「2.容姿」と「3.雰囲気(オーラ)」の部分だけですからね。

面接試験対策として行うこと

ここまでに、以下のことを説明してきました。

「面接試験で問われること」=「自分の人間としての魅力」
「人間としての魅力」=「思考」「容姿」「雰囲気(オーラ)」から成り立つ

ということは、「問われる問題への対策」も見えてきましたね。

「問われる問題への対策」、つまり面接対策として行っていく事は、自分の「思考」「容姿」「雰囲気(オーラ)」のレベルアップです。そして、これらをレベルアップさせるために私が行っていたのが以下の4つです。

  1. 自己分析
  2. 自治体研究
  3. その他の対策
  4. 模擬面接

ごくごく普通の面接対策ですね。

「なぁーんだ。結局これか。」と思うかもしれません。でも、ここまでの内容を読んでこられた方は、きっとこれらの面接対策を実行したときに、今まで以上に大きな成果が上げられるはずです。

なぜなら、目的意識が明確になっているから。

今までは、上記のような面接対策を「面接対策として一般的に言われているから」という漠然とした理由で行っていたかもしれません。

でも、今は各対策で自分がレベルアップさせる部分が見えています。

そして、「ココをレベルアップさせよう!」という具体的な部分のレベルアップを目的として、面接対策に取り組んでいく事ができます。目的が明確であればあるほど、成果は上げやすいです。

ちなみに、各対策でレベルアップさせる具体的な部分は、以下の通りです。

面接試験対策「1.自己分析」とは

「1.自己分析」は面接対策のメインですね。

これは「思考」のレベルアップが大きな目的ですが、自分の「思考」を洗練させることにより、「雰囲気(オーラ)」も変化しますので、両方のレベルアップに役立ちます。

また、面接カードの作成や面接時の話のベースとなるので、非常に大切です。(詳しくは自己分析の対策ページを参照

面接試験対策「2.自治体研究」とは

「2.自治体研究」は「思考」のレベルアップを目的に行います。

これも、面接カードや面接時の話のベースとなるものなので、大切です。(詳しくは自治体研究の対策ページを参照

面接試験対策「3.その他の対策」とは

「3.その他の対策」は、私が「容姿」「雰囲気(オーラ)」をレベルアップさせるために行っていたものです。(詳しくはその他の対策ページを参照

面接試験対策「4.模擬面接」とは

「4.模擬面接」は、上記の3つの成果をアウトプットすることにより、総合的にレベルアップさせるもので、非常に大切です。

他人の目を通して客観的に見てもらうことで、自己満足に陥ることなく、自分の魅力がしっかりと表現できているか確認します。

そして、更なるレベルアップを目指して改善を図ります。(詳しくは模擬面接のページを参照

これらの面接対策を行って、面接試験で確実にアピールできる「人間としての魅力」を作り上げていきましょう!!

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