ここでは、私の経験から面接試験当日の様子について書いてみようと思います。
とはいえ、結構前の記憶なので、ザックリと…ですけどね(笑)
個人面接に共通の特徴
最初は、個人面接に共通の特徴について書いてみます。
私が受験した個人面接試験では、面接官がおよそ3~4人くらいでした。そして、その面接官がランダムに質問してくるというわけではなく、順番に1人ずつ、交代して質問をしてきます。
どうやら、質問の役割分担を決めて、1人ずつ自分の担当する分野の質問を行っているような感じです。
- 面接官A=未来に関する質問(志望動機etc)
- 面接官B=過去に関する質問(学生時代の経験etc)
- 面接官C=人間に関する質問(長所や短所etc)
イメージとしては、こんな感じ。
まず、面接官Aが質問をしてきて、その分野に関する質問に対して集中的に答えていきます。
そして、面接官Aが「私はこれで…」と、他の面接官に合図します。
すると、次の面接官Bが「じゃあ、少し話は変わりますが…」と、違う分野の質問を始めます。
以下、繰り返し…。
そして、3人全員が質問し終わったあと、「他に何か大丈夫ですか?」と面接官同士が確認し、補足して質問したい場合は、追加の質問を受け、そうでなければ、終了~!となります。
そのため、受験生側の心構えとしては、面接官が交代しない限り「同じような分野の質問が来るだろう!」と予測して、思考を整理しておくと良いかもしれません。
ただし、これは私が受験した個人面接試験の場合なので、中にはランダムで全く脈絡のない質問をしてくることもあるかもしれませんけどねw
では続いて、私が受験した試験毎に、特徴や様子を書いてみますね~。
大学職員採用試験での個人面接試験
私が受験した大学の個人面接は、個別に集合時間が決められており、待合室で他の受験生と出会うことはほとんどありませんでした。
これは私の予想ですが、大学職員採用試験では、1次の筆記試験において、他の公務員試験に比べてかなり多めに通過者(合格者)を出している気がします。
そのため、個人面接の段階でも、かなり受験生が残っているはず。
一律で集合時間を決めてしまっては、待ち時間が相当長くなるので、個別に集合時間が決められているんじゃないかな~と思いますw
では、話を戻して。
当日の流れ(大学職員の面接試験)
集合時間の20分前に到着し、待合室で待機…。いよいよ、自分の順番です!
面接が行われる部屋に移動して、入室。面接官は4人。
挨拶をして、「どうぞ」と言われたら席に座る。
そして、面接スタート!!
…。
…。
…。
終了~。
具体的な質問内容は忘れちゃいました(笑)
普通の面接試験でしたが、大学職員採用試験の場合で私が感じた特徴が1つ。
それは、「大学時代」のことについての質問が多かったこと。
例えば、「その大学に進学しようと思った動機は?」とか、「その研究室(ゼミ)を選んだ動機は?」とか、「卒業研究では何を行っていたか?」とか…。
私は大学を卒業後、社会人として数年間生活をしていたので、大学時代のことに関しては、あまり質問されないと思っていました。
実際、他の公務員試験では、大学時代のことはサラッと質問される程度で、社会人になってからの質問が多かったですからね。
でも、ここはやはり大学職員採用試験。結構ガッツリ質問されました。
ちょっと予想外で、対策不足でしたね~(汗)
結果は、不合格。ドンマイ!
地方上級(県庁)の個人面接試験
県庁の個人面接は集団討論と同じ日に行われ、午前中が集団討論、午後が個人面接という感じで実施されました。
他の受験生と待合室で話すこともあり、かなりリラックスした状態で受験できました。
ただ、人によっては待ち時間が非常に長い。
午前の集団討論が終了したあと、遅い人だと夕方4時とかから個人面接がスタートします。そのため、待ち時間をどうするか、考えておく必要がありました。
そして、長い待ち時間のあと、いよいよ自分の番が。
入室方法などは他の面接と一緒ですが、1つ違いがありました。それは、待合室で待機中に、係員の人から指示があったこと。
「入室の際は、まずドアをノックして合図があったら入室。そして、椅子の横に立ったら、受験番号と試験区分、名前を述べてください。」
という指示。
この指示に従って入室し、面接スタート!!
面接官は3人。
私が質問された内容は、おおむね以下のとおり。特に難問などはありませんでした。
- 「なぜこの県へ?(私が県外出身者だったため)」
- 「この県に来た理由は分かったが、なぜ公務員なのか?」
- 「県の動きで気になることは?それについてどう思う?」
- 「大学では、なぜその学部を選んだのか?」
- 「その学部で学んだことを、公務員にどう活かせるか?」
- 「サークルは何をしていたか?」
- 「大学で学んだことを、仕事にどう活かせる?」
- 「ストレスは感じるタイプか?ストレスへの対処法は?」
- 「人からどう見られている?それを自分で実感しているか?どんな時に実感する?」
- 「友人はどんなタイプ?」
- 「人と接するときに気を付けていることは?」
- 「なぜ仕事を辞めるのか?」
- 「職場の人間に、仕事をやめる話はしているか?」
- 「仕事でのピンチは?それをどう乗り越えた?」
- 「今までに学んだことを、どう活かせる?」
そして、終了~。
県庁の個人面接は、私が受験した試験の中で、最も「ザ!個人面接!」と言えるような内容でした。
雰囲気も和やかですし、淡々と質問されますし、厳しいツッコミもありません。
何より、面接官の方々の質問の仕方が上手なので、何を聞かれているかすぐに理解できて、答えやすいです。
あえて言うなら、あまりに淡々としているので、本当に自分の意見が伝わっているのか不安ではありましたが(笑)
面接が終わった後も、自分の中ではかなり手ごたえを感じることができましたw
その予想どおり、現在はこの職場で働いていますからね。
万々歳です!
地方上級(町役場)の個人面接試験
町役場の面接試験も、集団討論と一緒に行われました。ただ、県庁の時とは違って、面接試験の後に集団討論という形式です。
集合したら、まずは集団討論の課題が渡され、その課題について考えをまとめる時間が与えられます。2時間くらい(笑)
そして、その考えをまとめる時間の間に、1人ずつ呼ばれて個人面接の試験が行われます。
そのため、一番落ち着かない状態で面接試験を受けましたw
入退室の方法は、他の面接試験と同様。
面接官は3人。
というわけで、面接スタート!!
私が質問された内容は以下のとおり。
- 「起業した事業の内容は?」
- 「事業の売上の規模は?」
- 「その会社での、あなたの価値は?」
- 「なぜ○○町を受験したのか?」
- 「尊敬する人間は?」
- 「あなたの性格を一言でいうと?」
- 「あなたの人間性は?」
- 「嫌な仕事でも出来るか?」
- 「なぜ理系なのに役場の職員?」
- 「なぜ○○町を受験したのか?(2度目)」
- 「大学のころの研究の成果は?」
- 「あなたの性格は~なようだが、その性格に合う仕事ばかりでない。それでも出来るか?」
- 「趣味は○○と書いてあるが、今後、これらに関して活動する予定はあるか?」
- 「あなたは働くということに対して、○○という考え方をお持ちの方だと考えて宜しいですか?」
見て頂くと分かりますが、かなり癖のある、答えにくい質問が多かったです…。
とにかく、町長さんが言いたいことを言うワンマンタイプだったので、かなり活発な意見交換になってしまいました。
面接というよりは、討論ですね。
面接官の方は、私のことを「○○な人間ですね?」と決めてかかるような表現を使ってきますので、否定するところはしっかり否定させて頂きました。なかなか圧迫感のある面接でしたよ。
面接官の方の質問能力は、他の大きな規模の役所や大学に比べると、どうしても見劣りしてしてしまいます。
これは、規模の違いによる人事などの教育の徹底の違いなのか何なのか…。良くわかりませんが、活発に意見交換することで「意見はしっかり伝わっている!」と実感できます。
なので、嫌いではないです。
手ごたえもありましたし、言い負けている感じもありませんでしたし、結果的に合格させて頂きました。
と、面接の様子は、こんな感じです。
参考にしてみて下さいね。