10:面接対策

その他対策2|公務員試験の面接対策には「自問自答」が効果的

ここでは、面接対策の際に自分が行っていた「自問自答」について書いてみようと思います。

面接対策として、想定質問(例えば「志望動機は?」とか「自己PRは?」など)の答えを考えるという作業を行うと思います。

そのとき、最初にぶち当たる壁が「抽象的な表現」です。

特に面接対策を始めて間もない頃は、自分の考えが煮詰まっていなかったり、表現したいことが明確になっていないため、どうしても「抽象的な表現」を多様しがちになります。

「豊かな暮らし」とか「地域活性化」といった聞こえの良い表現を用いて、良い感じにまとまるように文章(自分の答え)を考えようとします。

これらの表現を使う事は、必ずしも悪いことではないと思いますが、このような「抽象的な表現」ばかりになってしまうと問題です。

オリジナリティや熱意がなく、誰でも考えられる、ありきたりな内容となってしまい、聞いている面接官を「なるほど!」と思わせることは難しいです。

そのため、この「抽象的な表現」には十分注意しなければいけません。

しかし、ここで1つ問題が発生します。

この「抽象的な表現」は、自分が使っているかどうか認識するのが難しいんです。

想定質問に対する答えを考えるとき、良い感じの内容となるように頑張って考えます。そして、自分の答えが完成したとき!

  • 自分自身は、自分の考えを全て理解しているので…
  • たとえ「抽象的な表現」が含まれていたとしても…
  • その「抽象的な表現」で何を伝えたいのか、どういう意味なのか分かっているので、別に問題なく思えて…
  • その表現が、他人にとって「抽象的で何を言いたいのか分からない」表現になっていると認識できない

という状態に陥ります。

これでは、いくら「抽象的な表現」に注意しようと思っても難しいです(汗)だって、認識していないものを注意するなんて不可能ですからね。

ここまでの内容を読まれたなら、ある程度、自分が「抽象的な表現」を無意識のうちに使っている可能性があるから気をつけよう!と思えるようになっています。

これだけでも、かなり表現が改善されると思いますが、更に私が行っていたのが、「自問自答」です。

自分が想定質問の答えとして考えた内容に対して、客観的な視点をもって、自分で質問を考えていきます。

ちょっと適当な「志望動機」を例に、説明してみます。

「私は、行政による企業の支援、特に中小企業の支援を通して地域の産業を活性化し、活力のある町をつくっていきたいと思い、公務員を志望しました。」

まぁ、適当に作った志望動機ですから、深く突っ込まないで下さい(笑)

では、上記の志望動機に対して、質問を考えてみましょう。

  • 「行政の企業に対する支援とは、具体的にはどんなことか?」
  • 「なぜ、行政による支援が必要だと思うのか?」
  • 「なぜ、企業に対する支援なのか?」
  • 「なぜ、中小企業に対する支援なのか?」

とりあえず、上記の短い志望動機だけでも、これだけの質問が考えられます。長い志望動機なら、きっと、もっとたくさんの質問が考えられるのではないでしょうかね。

次に、これらの質問に対する答えを、1つずつ考えていきます。

以下、これの繰り返し…。

自分の答えを自分自身で見ていき、疑問に思うところを考えていく…、この「自問自答」を繰り返していく事によって、自分の答えの「抽象的な表現」の部分が少なくなり、明確になっていきます。

それに伴って、自分の考えも煮詰まり、表現が分かりやすくなっていきます。

やりすぎに注意は必要ですが、これを行う事によって、私は、かなり自分の考えが深まったと思います。そして、面接官の突っ込みに対しても、対応できるようになると思います。

模擬面接などを受けられず、客観的な指摘を受ける事ができない場合などは、ぜひ「自問自答」を実行してみてください。

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